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万緑に野晒し

大学院修士1年生の時のゼミ展です。
DM
写真:陳伊寧
タイトル:我楽
design:張鈺
展示風景

祖父と庭の畑の距離感を、私は掴むことができそうにない。
果たしてこれは育てているだろうか、というものが、ちらほらとある。
適度にぶっきらぼうで、そのぶっきらぼうが適切なのか、疑ってかかりたいところだが、
育てられている様子を見ると、それもきっと正解なのかも知れない。
5月の緑は、太陽が目立つ。
気温が上がるにつれて、色も五月蠅くなっていく。
緑はだんだんと暴れて行くのに、色は深みを増していく。
堂々としている庭の緑は、手足を放り投げて、大の字で寝転がっているみたいだ。
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